生姜糖は出雲が発祥?気になる歴史と所以をチェック!

生姜の名産地と聞くと皆さんはどこの地域を想像されるでしょうか?比較的温暖な四国や九州南部をイメージされる方も多いかも知れません。実際に収穫量を見てみると、1位は高知県、2位は熊本県、3位は千葉県となっています。その中でも特に高知は国内収穫量の44%ほどを占める生姜の名産地。瀬戸内海の温暖な気候と肥沃な大地がしょうがづくりに適しているからです。さて、そんな中、知る人ぞ知る生姜の名産地があることをご存知でしょうか?それが島根県出雲市。出雲大社で知られる出雲市ですが、実は地域をあげて『出雲生姜』や『出西しょうが』などのブランド生姜が密かな話題となっています。この記事では出雲市と生姜の意外な関係についてスポットを当てていきたいと思います。

 

出雲市の生姜の特徴はその”切れ味”にあり?

生姜の美味しさは何で決まるか?生姜好きな方にとって色々な要素があるかも知れません。古くからや薬味や生薬、調味料として使われてきた生姜。その最大の特徴は辛さにあるといっても過言ではありません。生姜の辛味成分はジンゲロールとショウガオールによるものです。「辛い生姜よりまろやかな生姜が好き!」「わたしはツーンと辛い生姜が好き!」など好みもあるでしょう。出雲特産の生姜の最大の特徴はその爽やかな辛さにあります。辛さにも色んな種類があります。雑味が多くじわじわと燃えるように効いてくる辛さ、スカッと爽やかに突き抜ける辛さ。出雲市原産の生姜はどれも後者の爽やかな辛さが特徴です。辛いだけでなく、その後にフルーツのようなみずみずしい甘さ・美味さが口いっぱいに広がります。普通の生姜に飽きかけている人はこういった特色のある生姜を召し上がってみてもいいかもしれません。

 

特に辛味の鮮やかな出西生姜

創業から300有余年。江戸時代から生姜の絞り汁と砂糖を合わせた生姜糖で長く人々に愛されている生姜糖の老舗來間屋生姜糖本舗。将軍や藩主へ生姜の献上も行ってきた由緒正しき生姜の老舗で使われるのは出西生姜です。島根県簸川郡斐川町出西地区で採れる出西生姜のみを使用しており、他の生姜では味わえないキリッとした辛さとフレッシュな美味さを実感することができます。山陰地方は日本海に面しており特に冬場の冷え込みが強く、土壌環境も独特です。南国が適しているとされている生姜の栽培を古くから実現しいまなおその伝承を伝えている出西生姜は目が覚めるような辛さとフレッシュな味わいが特徴。身を切るとジュワッと新鮮な生姜エキスが溢れ、切り口は美しい乳白色を示します。

近年の生姜ブームもより、より特徴的な生姜を探されている方も多いことでしょう。出雲の生姜の中でも特に出西生姜は通常生姜よりも小ぶりで濃縮された辛さと味わいが特徴的です。ぜひ一度、ご賞味されてみてはいかがでしょうか?出西生姜の中でも特に秋口に収穫される『古根』と呼ばれる生姜が年間の中でも特に旨味が強いと言われています。

 

生産者情報

來間屋生姜糖本舗

創業300年を超える島根県出雲市の老舗來間屋生姜糖本舗。看板商品は江戸時代より伝統製法で受け継がれる生姜糖と明治末期にはじまった抹茶糖の2商品。創業以来守り続けられているプレート状の生姜糖・抹茶糖の他、飴包みで個包装されたひとくちタイプも人気。