刃物の語源やジンクスを解説!

遡れば旧石器時代から私たちの生活に存在し、狩りや食材の調理、現代では美容や医療面でも活躍する「刃物」。生活になじみ深い包丁やナイフをはじめとし、鎌やナタ、斧などその種類も様々。そんな刃物は、ある国では不吉なもの、またある国では聖なるものとして扱われることも。そこで、この記事では刃物にまつわるジンクスや逸話を集めました。

 

諸説ある包丁の語源

調理用具の要である包丁にも古くから伝わる由来があります。包丁には「包」という漢字があてられています。食材を切ったり剥いたりする道具に、なぜ「包む」という漢字が付くか、疑問に思ったことはないでしょうか?実は、包丁は元々「庖丁」という表記でした。「庖」とは、中国語で「厨房」を意味します。さらに「丁」はその場所で働く人のこと。つまり、庖丁とは合わせて「料理人」という意味になります。

また、一説では中国の王朝・魏に存在したとされる料理人が由来だったという説も。魏の王であった恵王の目前で、牛を華麗にさばき恵王を感心させたという料理人がいたとか。その料理人が使っていた調理用具を「包丁」と呼ぶようになったというのです。今となっては真偽は分かりませんが、王を唸らせるほどの腕前を持つ料理人の技は見てみたいものですね。

 

日本に伝わる「庖丁式(ほうちょうしき)」

「庖丁式」をご存知でしょうか。古くから執り行われてきた儀式で、その歴史は1000年も前にさかのぼると言われています。

庖丁式は「庖丁師」という鳥帽子と垂直、狩衣を身にまとった人が取り行います。庖丁師が大きなまな板の前に座り、右手に庖丁、そして左手に箸を持ち、食材を様々な形に切り分けて並べるというのが大まかな流れです。

庖丁式には、使用される食材から食材の切り方、作法に至るまで細かに設定されています。さらに、その流儀は庖丁師によって異なり、それぞれの流派も存在していました。現在でも生間流、四條流、大草流といった流派が有名です。現代においては祝い事や神事として残る庖丁式ですが、未だ謎が多い儀式だと言われています。

 

世界各地に伝わる刃物のあれこれ

さて、一般的に「刃物」というとなんとなく不吉な印象を抱きがちではないでしょうか。世界の国々では、刃物にまつわるジンクスがいくつか存在します。

ヨーロッパでは、ナイフは「縁を切る」と信じられているので、プレゼントとしては厳禁です。もしナイフを贈られたら、相手にお金を渡すことで厄除けをしなければいけません。また、ロシアにも似たような言い伝えがあり、ナイフは「失敗」や「敵」の象徴だと信じられています。他にも、インドネシアや中国などでは「刃物=不吉」というジンクスがあります。

一方で、日本においては刃物は悪運を断ち切り、幸運を切り開くものと信じられています。皇室では、お祝いごとがあれば刀剣を贈るなどの習慣があるように、結婚式や七五三をはじめとし、様々な祝い事で刃物が使用されてきました。刃物の扱いひとつで、その国の文化や風習が垣間見えるようですね。

 

生産者情報

株式会社コストジャパン

高齢化社会を迎える時代に備え、毎日を健やかに過ごせるように、質の高い健康食品・化粧品の卸売・販売を行ってきました。この度、より皆様の生活の質を向上させるような製品をお届けしたく、あらゆる食材を簡単にカットできる「武包丁」を開発しました。