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【業界コラム】大型タイトルゲームと声優の関係

2022年7月11日

アルシェア7月

みなさんは色んなゲームをされますでしょうか。RPGやアクション、FPSなどジャンルはさまざまです。

落ちゲーですらキャラクターがしゃべる時代です。

中でも、ビッグタイトルと言われる、誰もが知っているようなタイトルでも声優が起用されています。

 

例えばドラゴンクエストシリーズ。

ドラクエは声がつけられる時代になっても主人公に声はついていませんでした。

ドラクエに限りませんが、主人公に声がついていると、一人称での感情移入がしにくくなるという考え方からです。

 

逆に 物語を俯瞰で見てもらいたい場合は、主人公がバリバリにしゃべります。

 

例えばテイルズシリーズなどです。

プレイヤー本人がなりきるのか、物語を追体験するのかによって、主人公に声がつくかどうかが変わるようです。

 

大型タイトルゲームの場合、制作期間が非常に長いです。構想から制作、リリースまで 3年以上かかるものもあります。そのため、声優の収録も膨大な量を収録します。

 

例えば、スーパーロボット大戦シリーズの場合、ものすごい作品数のキャラクターが登場します。

基本的に新たに収録しなおししているため、台本がダンボールで数箱届くなんていうことも。

その中から自分のキャラクターの掛け合いセリフを探すだけでも一苦労です。

 

また複数のキャラクターが登場していると、役の把握や声質などを思い出すのにも苦労をします。

大ベテランの声優ですと、30年前に演技したキャラクターが登場したりしているので、思い出したりするのを苦労されていました。

そのような中で、毎日500〜800ワードぐらい収録していきます。(1ワード=1文)

この音声データの山をゲームにすべて当てはめていくわけです。

 

アルシェア7月2

 

ゲーム制作会社のものすごい作業量であることが伺えます。

この膨大な音声を収録する際に、リップノイズや音量の大小があると、その分だけ編集や修正の作業が発生します。

 

プロの声優は音声収録者・編集者のことを考え、作業がよりスムーズにいくよう、普段から訓練を積み、編集ゼロでゲームに使用できる音声を提供できるように心がけています。

そしてそのゲームの完成は1〜2年後になるかもしれないので、声優も忘れた頃にゲームが店頭に並んでいるということがあるのかもしれません。

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この記事を書いた人
株式会社アル・シェア 代表取締役社長 藤田 浩治
株式会社アル・シェアは、声の仕事を専門に扱う声優事務所です。
「声が空間を変えていく」をモットーに、「命」を吹き込むプロがそろっています。
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