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【業界コラム】AI音声と声優

2022年11月14日

最近、AIのクリエイティブな領域への進出が急速に行われていると感じています。

画像の世界ではstable diffusionMidjourneyNovelAIなどのAI画像生成が流行っています

文字で指示を出すだけで、その画家のタッチや雰囲気を元に、ほんの数秒で画像ができあがります。

ちょっとしたイラストや背景は十分すぎるほどのクオリティです。

音楽の世界でも、曲調やテンポ、雰囲気を入力するだけで、曲頭15秒の音楽を作り出してくれるというAIも出てきています。

 

それでは声の世界ではどうなのでしょうか。

当然AIによる音声技術がものすごいスピードで発達しています。

2019年の紅白歌合戦で故・美空ひばりが新曲をAIの技術を使って歌ったという出来事は記憶に新しいところではないでしょうか。

技術的には未完成ではあるものの、ここまで進歩しているのかと驚かされました。

2020年7月にはJRのコロナ対策構内放送音声ではAIがしゃべっています

ほとんどの方はAIがしゃべっていると気づいていないのではないでしょうか。

AIであることを気づかないということは実用化ができていると言って間違いないでしょう。

ちょっとした音声はすでに男女、トーン、テンポなどを設定し、さらに感情の喜怒哀楽まで設定でき、アクセントを微調整できるものまで実用されています。

ここまでくると、膨大かつ頻繁に変わる音声はAIに取って代わられるでしょう。

 

 

 

 

例えばカーナビ

これまでは全国の交通地図に合わせて声優が収録しています。

そのため、道が変わったり、町名が変更になるたびに収録があり、膨大な時間と費用がかかりました。

鉄道のアナウンスもそうです。

駅名や駅ごとにホームのアナウンスが変わったりするため、これまた膨大な収録時間がかかります。

これらが文字を入力するだけで、瞬時に音声としてできあがる環境が整った以上、企業はどんどんAI音声を活用するでしょう

収録のたびに声優やスタジオを押さえたりする手間や費用を考えると、AIに切り替わるのはそう遠くない未来でしょう。

 

さて、ゲームの世界と言うと、まだ声優が起用されています

なぜ置き変わらないかといいますと、感情表現の深さです。

これはまだAIにはできない分野です。

あらかじめ情報設定をして行えばAIでもできなくはないのでしょうが、設定が複雑なため人間がしゃべった方が早いですし、表現がわかりやすいです。

 

例えば必殺技の叫び声

これはAIが苦手とする表現の深さです。

また、相手がしゃべった表現を受けての反応はAIにはまだ難しいようです。

(ただし、2022年現在は、と記しておきます)

ゲームでも一言のセリフであれば、AIでも十分な場合も出てきていると思います。

いずれ、ちょっとした役はAIが話し、メインキャラのみ人間に役割分担していくかもしれません。

表現力をつけている声優しか生き残れない戦いが、すぐ目の前まできているのではないでしょうか。

 

ゲームキャラ音声がすべてAIに取られないよう、声優は演技力を磨き、人間にしかできない表現をぶつけ合うことが今後の声優のあり方やゲームでの出演に大きく影響する日が近いと感じています。

 

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この記事を書いた人
株式会社アル・シェア 代表取締役社長 藤田 浩治
株式会社アル・シェアは、声の仕事を専門に扱う声優事務所です。 「声が空間を変えていく」をモットーに、「命」を吹き込むプロがそろっています
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