みなさんはイラストがどのような場所で活躍しているか知っていますか？

ゲームでいうなら例えば、カードイラストや背景などに使われていますよね。

しかし、実はみなさんが想像するよりももっと幅広い場面で活躍しています。

今回のコラムでは、ゲーム制作でイラストがどのような場面で使われているのか具体的に掘り下げていきましょう。

一つのゲームを制作するためには、どれくらいのイラストが必要なのでしょうか？

ゲーム制作に欠かせない要素としてキャラクターデザイン、コンセプトアート、キービジュアルなどが挙げられます。

キャラクターデザインとは、ゲームに登場するキャラクターの外見や性格などをデザインすることです。

ゲーム制作には必要不可欠な要素で、メイン商材ともいえるキャラクターイラストやスチルイラストはキャラクターデザイン無しでは成り立ちません。

そしてSDキャラと言われるミニキャラ、背景、アニメーションなど……これら全てに、イラストが使われています。

コンセプトアートとは、ゲームの世界観や雰囲気を構築するために、初期の段階で描かれるイラストのことです。

伝えたい世界観などをイラストで視覚化して分かりやすくする役割があります。

そしてキービジュアルとは、キャラクターデザインやコンセプトアートを用いて、どんなゲームでどんな世界観なのかをユーザーに伝える、メインの宣伝用イラストのことです。

駅や街中などで大きなイラストを用いて宣伝されているゲームの広告を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか？　キービジュアルのイラストは、ユーザーにゲームの魅力や面白さを伝えるとても重要な役割を担っています。

この3つの要素だけでも、ゲームの制作にはたくさんのイラストが必要だということが分かりますね！

さて、ここまではゲーム内のメインでイラストが使用される場面についてお話ししてきましたが、実は3Dの制作にもイラストの活躍が不可欠なのです。

この図に書かれた『設定画』と『三面図』とは、3Dを作るために必要なイラストのことを指しています。

設定画とはキャラクターや背景などを3D化するために必要な2Dイラストで、各種デザインなどはこの段階で行うことが多いです。三面図とは3Dで作りたい対象物を、正面・背面・側面の3方向から描いたイラストで、3Dの設計図になります。多くの3Dは、この『設定画』や『三面図』などのイラスト素材を元に制作されています。

他にも、最近のイラストには、2Dモーションが付くことを前提として制作されているものも多くあります。一枚の平面イラストに留まらず、立体にしたり動きをつけることで、展開の幅を広げているんですね。

ゲームをしない方にとっても、イラストは身近な場所で使われています。

例えば小説の挿絵や企業の広報誌、アニメーションを使ったテレビCMなど……。

イラストがあることで、商品やサービスのブランディングとして、より新しく適切なイメージを伝えることができます。

イラストはゲームや広告を始めとした様々なメディアで活躍しており、どの媒体でも欠かせない存在になっています。

今日どのようなゲームやアニメ、CMを見たか、ぜひ思い出してみてください。

みなさんがいつも見ている作品の中にも、きっと素敵なイラストが使われていると思います。

この記事を書いた人

有限会社クリエイティブハウスポケット

私たちは世界中の人たちに「夢」「感動」を届けることを目的とする、プロのイラストレーター集団です。 ゲーム、漫画、アニメーションなど、様々なジャンルで多くの人に楽しんでいただける作品を制作します。 『ポケットを叩くとアイデアが飛び出す。』 ものづくりに熱く、いつでも遊び心満載。それが、私たちクリエイティブハウスポケットです。

https://ch-pocket.co.jp

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