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ゲーム業界の人材面での課題(後編)

2022年4月19日

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こんにちは、株式会社インコネ 代表の篠崎です。
こちらのコラムも5回目となりました、本日もよろしくお願いいたします。

今回のお題は前回からの続きゲーム業界の人材面での課題です。

前回のコラムではPMクラスが育たないというお話しをさせていただきました。
PMクラスが育たないと結果どうなって行くでしょう?

そうです、その上位職にあたるディレクター、プロデューサークラスが存在しないということになります。

特に現状では大型プロジェクトが多くなり数百人規模の開発が珍しくない状態です。
でもそんなプロジェクトを回したことがある方がとても少なくなっております。
ゲーム業界を見渡しても数十人いるかいないかというところでしょう。

そんな中で各社はディレクター、プロデューサーが足りないと言っているので、当たり前ですよね下位職が育つ環境に無いのに上位職が出てくるはずが無いからです。

中には名ばかりディレクターやプロデューサーの方も多くいます、
これはディレクターやプロデューサーの役割や定義が明確で無かったり、
教育体制が確立されていないということもあるでしょう。

ディレクターやプロデューサーは実は各社によって定義がマチマチで、これが出来たらディレクター、これが出来たらプロデューサーという定義がありません。
結果スキルが無くてもディレクターやプロデューサーを名乗っている方もいらっしゃいます、これは業界的には問題なのではと考えています。

そして、今度は現場からこのディレクターやプロデューサーになりたいと思う人が出てこないということも問題なのではないかと考えます。
ディレクターやプロデューサーは華やかそうでいて実は面倒だったりします。


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特にディレクターは関係各所との調整が必要だったり、大変そうな部分を見ている現場の方からするとあえてその役目を負いたくないという想いになるのも理解できます。

もちろん各社はこの現状に手をこまねいているわけでは無く対策をされていることと思われますが。。。。
このディレクタークラスの不在がもたらすものが何かというと、プロジェクトが立ち上がらなくなるということです。

企画が立ち上がり予算が付いたものの、回せる人が不在のためプロジェクトが進まないという現実です、いかに面白いプロジェクトでも進めることが出来なければ世に出ません。
これは由々しき事態だと考えます。

ですので、今こそ業界全体で人材を育てる、そして意欲のある方を引っ張り上げたり役職の負担を軽減したり、待遇を改善したりしてなり手を増やすことが必要なのではと考えます。


著:株式会社インコネ 篠崎 泰弘
HPhttps://inco.co.jp/

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